◎『定本多田智満子詩集』
菊判上製函入。旧い話だが多田さん愛用のブルースーツの色を函仕立てにした装幀。神戸のライブハウスの朗読会でお会いしたとき何と似合っていることかと感嘆してしまった。煩い会場だったがその一点だけが清新かつ美的だった。写真は発行予定の装幀作品集の中の見開きのページ。表紙は本クロスと細布の本背継ぎ。函の紋様は19世紀英国文様をコンポーズブルーのオペークインクでのせた。多田さんはそんなに親しいつき合いがあったというわけではないがその青はぼくのなかでは[タダブルー]として定着している色だ。「青の中の青」とはアメデオ・モジリアニの少女の絵を思いだすが....
ごく最近、詩人のたかとう匡子さんが仙台の演劇研究「ACT」にこの本と「装幀家倉本修」について書いてくださった。自分でいうのもなんだけど、そして面映いのだけれどうまくまとまった論だと思った。
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